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8月8日(火) 活動報告 

 夜中にホテルの電源が落ちたらしく、目覚ましが鳴らなかった。あわてて起床し、7時半から宿泊ホテルにて朝食をとりながら、谷資源エネルギー庁石炭課長をはじめとした経産省スタッフと本日の予定についての事前打ち合わせを行う。

 9時にホテルを出発、まずは産業通商省へ向かう。9時半よりソドバータル産業通商副大臣を表敬訪問、同副大臣は本年6月下旬に訪日された際に経済産業省で表敬訪問を受け、お会いしている。今回、私がモンゴルを訪問すると連絡を入れたところ、大変喜んで頂き、本日一日の予定をフルにご一緒して頂くことになった。31歳の副大臣はもちろん最年少。与党である社会革命党の青年同盟のトップとして活躍し、首相の側近である。


 バイ会談においては、最近国会で承認されたモンゴルの鉱業関連の法制について、日本とモンゴルの共同地質構造調査の実施について、モンゴルの投資事業環境について、日本経済産業省・モンゴル産業通商省商省間での定期協議等で日本に要請されているWTOなどマルチ交渉や外国市場へのアクセス、中小企業育成などの人材育成、能力向上に対する支援についてなど幅広く意見交換を行い、さらに我が省が進めている国際一村一品運動やその他の政策の紹介・宣伝等も行った。定期協議の内容を充実させること、経産省関係のあらゆる情報にアクセスできるようにお互いにコンタクトポイントをしっかり決めることなど。

 その後、ウランバートル市第4火力発電所を視察。同発電所はモンゴル最大の発電能力を有しモンゴルの主要都市に電力、冬季暖房用の熱、工業用蒸気を供給している。以前は自動制御システムの機能不全で夜間ピーク時に対応できない、あるいは微粉炭関連機器の機能不全により供給不安定になるという問題を抱えていたが、日本が95年度、2000年度の2期にわたり計106億円の円借款を提供し、電源開発、横河電機、日商岩井、伊藤忠商事の受注日系企業の貢献により機能回復を果たした。モンゴルにおいても日本政府のODA及び日本企業の技術・管理ノウハウが大きな役割を果たしていることを確認する。




 昼食は、市内ホテルのレストランにて、ジャルガルサイハン産業通商大臣が主催して昼食会を開いて頂いたのでお招きにあずかる。大臣はモンゴル最大のカシミア製品の企業経営者で、これまで会った政治関係者とはスタイルも趣きも違ったタイプ。モンゴルの投資事業環境や石炭をはじめとする鉱物資源への日本政府、日本企業の関心。今後の両国間の貿易・投資関係の発展等について幅広く意見交換をする。モンゴル産業通商省の主要幹部も勢揃いで出席。


 大臣との昼食会が長びき、予定よりかなり遅れて午後3時頃、市内を出発してバガヌール炭鉱へ。同炭鉱はウランバートルの東部約130キロに位置し埋蔵量5億6千トン、年間400万トンを生産するモンゴル最大の炭田だ。世界銀行と協調融資によるプロジェクトであるが、日本の円借款は炭鉱開発目的で96年度、97年度の2年にわたり約100億円が利用されている。露天掘りの炭鉱は12km×5kmという巨大さで、圧倒される。モンゴル南部のゴビ地域にはこの炭田をはるかに上回る世界最大級の炭田も確認されており、豊富な銅や金などの鉱物資源も併せて、無資源国の日本にとってはモンゴルは極めて重要なパートナーとなる。100トンの石炭を運べる巨大なダンプが炭鉱内を走り回る。ここで掘り出された石炭は列車でウランバートルに運ばれ、火力発電所で使われる。日本のODAがうまく使われている例だ。バガヌールへのソドバータル副大臣と朝の会談の続き、10月に来日の予定があるとのことで課題を整理することに。




 夜7時半より、郊外のレストランにて、ソドバータル産業通商省副大臣の主催で夕食会を開催して頂く。副大臣の出身地である古都カラコルムの宮殿風のホテルで、産業通商省幹部に加えて、現地の日系企業関係者も加わり、日・モンゴルの協力について意見交換。ソドバータル産業通商副大臣からは今後とも日本企業の意見をしっかりと聞きたいという発言もあり、良い雰囲気で終了。


 副大臣が近くの知り合いのゲル(モンゴル遊牧民の移動式住居)に行こうというので気軽に応じると、郊外からさらに街灯の全くない道を50分。馬が100頭以上いる草原のゲルにお邪魔し、絞ったばかりの馬乳でつくったお酒を勧められる(馬乳酒)。カルピスをすっぱくした味だった。ホテルに戻るとまた午前1時。明日は6時出発。また睡眠不足が続いている。台風は大丈夫だろうか?


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