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8月16日(水) 活動報告 

 ホテルで朝食をとり、9時過ぎに出発。20分ほどでCODELCO(チリ銅公社)が経営しているチュキカマタ鉱山へ。チュキカマタ鉱山は世界最大規模の銅露天堀鉱山で、年間70万トンの銅を産出。(ちなみに日本の年間の銅使用量は120万トン)1915年に開発されたが71年に国有化、76年にCODELCO(銅公社)が設立されるに伴い同社の傘下となった。もう既に操業以来90年近く。まだまだ銅は出てくるらしい。また銅の副産物であるモリブデンもかなりの量を日本に輸出している。
 事務所に到着するとまずは安全靴と上着、安全ベスト、ヘルメット、ゴーグル、防塵マスクとフル装備。本日の視察はそれぞれの工場で、概要の説明を聞いた後に現場を視察という順番で各工程をまわっていった。

 まずは選鉱所を視察。鉱山から採掘した鉱石を粉砕する工程だ。チュキカマタ鉱山は標高2800メートルで空気が薄く、階段の上り下りで息切れが。粉砕器がグルグル回りながら出す粉塵が凄かった。とにかくスケールがでかい。



 その後製錬所を視察。大きな溶鉱炉で銅精鉱中の不純物、硫黄分を分離する。巨大なクレーンで巨大なバケツを運んでいるが、バケツの容量は40トンとのこと。硫黄分は最終的に硫酸として回収する。溶鉱炉で溶かした銅を整形する粗銅製造の工程も拝見する。高さ1m50、250キロの銅板が次々と出来上がる。


 午後1時より鉱山内のゲストハウスにてジャルパCODELCO副総裁主催昼食会。ジャルパ氏は長らく鉱山技師のプロフェッショナルとして請われていくつかの会社を渡り歩きコデルコ社での勤務も3度目とのこと。非鉄金属市場が近年まれにみる高水準で価格が推移している環境の中での、原料の安定供給とそれに向けた鉱物資源の継続的な探鉱開発の強化が海外に依存する日本としても極めて重要であること、世界有数の非鉄金属会社であるコデルコ社とも安定的な関係を維持したい期待申し上げ、その他意見交換。価格の高騰もあり、11月には従業員との賃上げ交渉も控えているとのこと。


 午後2時半より精錬所を視察。銅地金を製造するため、硫酸中で電気分解を行っている。電気分解には18日ほどかかるとのこと。思ったより長い時間がかかるものだ。この工場広い。となりに巨大な鉱山があるからこそ、思い切った設備投資も可能になる。


 その後、採掘した鉱石を運搬するためのトレーラーの補修所へ。最大330トン搭載の日本のコマツ製などの巨大なトレーラーが並んでいる。一台一日に5000リットルの油を消費するそうだ。価格は350万ドル(4億円弱)。特性の巨大なタイヤは一台に6本つけられているが一本3万2千ドル(350万円)とのこと。どれも破格の規模でびっくり。タイヤも資源価格の高騰で世界的に需要があって、品不足とのこと。タイヤの磨耗を減らすために念入りに鉱山内の道路を舗装しているらしい。


 最後に午後4時頃にチュキカマタの採掘露天堀のピットを視察。大きさ4.7キロ×3.0キロ、深さ900メートルと世界最大規模の人工の穴は壮観。日量19万2千トンを採掘する。ちなみに含まれる銅は1%とのこと。壮大な規模の露天掘りをしばし眺める。7月に鉱石を運ぶ坑道が崩落をして、ベルトコンベアが使えないため先ほど見た巨大トレーラーがフル稼働中。坂道を鉱石を一杯に積んで列をなして登ってくる巨大トレーラーもまた壮観。7時間に及ぶ密度の濃い視察を終えて、チュキカマタ鉱山を後にしてホテルへ。荷物をピックアップしてそのままカラマの空港へ。



 午後6時発LA353便サンチアゴ行きに乗る。2時間のフライトの後サンチャゴへ到着。8時半頃市内ホテルへチェックインした。メンバーで夕食に出かける予定が、東京から仕事のメールがたくさん来ていて、外出はあきらめる。
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